プロジェクトマネジメントの話とか

「プロジェクト管理」をはじめ、心理学・ライフハック・仕事の話などを書いています。


睡眠・食事・運動。人生のカギを握る3つの要素とその改善策。


 あなたは今90歳。床に伏し、死の直前にあるとしよう。人生を振り返る時、後悔しない自信はあるだろうか?

 このまま人生を過ごして、死ぬときに本当に後悔することはないだろうか?

 改めて考えてもらいたいんだけど、人生は非常に「短い」んだよね。働ける時間も遊べる時間も限られている中、このまま、ただただひたすら働きまくればよいのかを。

 今回は、人生のパフォーマンスと長さを決定付ける3大要素について考えよう。

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1.「睡眠」:何はともあれ、まずはコレ

 君の日中のパフォーマンスの8割は、睡眠で決まる。
 リズムが崩れれば、全ての能力が3割以上ダウンする。


睡眠=睡眠の質×睡眠時間
として、「質」と「時間」の観点から考えてみようか。

 先天的な理由で、寝なくても平気な人と、長時間寝ないとダメな人がいるのは事実みたいだね。睡眠時間については他人と比較するのではなく、自分にあった最適な時間を探そう。

 仕事が忙しく、睡眠時間を確保できないために仕事のパフォーマンスが下がってしまっては本末転倒だよね。そんな場合は仕事の進め方を見直そう。参考までに過去記事を。
凡人のあなたが爆速で仕事をこなすための6つのポイント。 - プロジェクトマネジメントの話とか

 質を確保するためには寝具(枕、布団・ベッド)にはお金を惜しまずに投資しよう。睡眠は人生のベースとなるものだから。

 その前提の元に、パッと思いついたことを列挙すると…

  • レム睡眠とノンレム睡眠は1.5時間周期だから睡眠時間は1.5時間の倍数がいい
  • 寝る前に湯船に浸かって入浴し、1~2時間前に済ませよう
  • 寝る前2時間前にストレッチして体温を上げよう
  • 日中(就寝2時間前まで)になるべく運動しよう
  • 朝は朝日を浴びよう
  • 朝食をちゃんと採ろう
  • 就寝時刻はブレても起床時刻を一定にしよう
  • 22時~27時の間は細胞修復のためのゴールデンタイムだからなるべく眠よう
    (同じ睡眠時間でも昼寝るのと夜寝るのとでは、質に雲泥の差があるよね)
  • 寝る数時間前には、食事を終えよう。腹八分目に医者要らず
  • 寝る数時間前はスマホ・PCを見ない
  • 寝る数時間前は部屋の明るさを落とそう
  • 平日の睡眠不足の「借金」はある程度休日に返済可能だけど、極力平日に確保しよう
  • 早起きするにしても極端に早いと心身にとって逆に負担になるから、起床は4時以降にしよう(メラトニンの分泌が多い状態のため。)
  • 早寝は早起きから。無理して起きれば、夜は眠くて仕方ない。
  • やっぱり自立訓練法*1もいいよね。気づいたら(?)寝てるから!

…etc.

 他にも色々あるかと思うけど、あまり神経質にならない程度に、適度に守っていこうか。

 

2.「食事」:水(常温~できればお湯)と食物繊維がポイント

  昼は忙しいから仕事しながらコンビニ弁当だって?うん、わかるよ。でもちょっと待って欲しい。

 あなたの細胞は日々代謝されているけど、それらの元はすべて食べたものから出来てるんだよ。半年前に食べたのものが、今のアナタのカラダを作ってるんだ。また、摂取したエネルギーの約20%を脳が消費するという事実も併せて考えて欲しい。

 脳がガス欠でフラフラ…そんな状態で日中、本当に戦えるの?仕事の主役は脳ミソだよ?

 ひとつの「タスクとして時間を割いて」食事を摂ろう。もちろん、腹八分目が鉄則だ。次に、何かと不足しがちな以下の2点について考えよう。

◆現代人は水が圧倒的に不足している

 体を形づくる細胞の代謝には、水が必須なんだけど、現代人は圧倒的にその水が不足してるんだ。この慢性的な水不足を解消すれば、体調がみるみる良くなる可能性もあるんだよ。

 ただ1点気をつけたいのは「冷えた」水はよくないということ。人間、体を冷やしていいことはないから。体温が1度下がると免疫は30%低下するとも言われているんだ。最近はコンビニにも常温の飲み物が用意されているから、積極的に活用していこう。

◆そして食物繊維は言わずもがな

 食物繊維の重要性についてはあえてここでは触れないけど、みんなもどうやって摂取するか、難儀しているかと思う。野菜ジュースには栄養価はほぼないと考えていいだろう。コンビニ・スーパーのカット野菜の効果は賛否両論あるようだけど、スーパーから買ってきたまるごとの野菜を、自分でカットするのがベストだね。

 あと、外食でサラダを注文すると多々レタスが出てくるけど、キャベツと比較すると同じ分量でも食物繊維の含有量に約8倍の差があるから、なるべく自宅では、レタスよりキャベツを摂取するようにしようか。

 

3.「運動」:最も軽視されがちだけど、これが人生の最後のカギ

「近頃運度不足でさぁ~。腹がこんなだよ。ハハハ!」いやいや、全然笑いごとじゃないから。

 社会人になってから、毎週コンスタントに運動している人がどれくらいいるだろうか?

 ちょっとサボったくらいでは、日常生活が今すぐどうなるわけではない、というのが「逆に」運動の怖いところだ。ちょっと運動をサボるとカラダが動かなくなってしまうぐらいの方が、人間の設計としてはよかったくらい。それほど運動は大事なんだ。勉強をサボっても、すぐに食えなくなるわけではないのと同じだね。

 「運動不足」は、じわりじわりと君の人生のパフォーマンスを劣化させると共に、カンナみたいに君の寿命を削りまくっているんだ。いや、カンナみたいに、みんなから見える範囲が削られているならいいんだけど、見えない裏側(=生命)が日々、粛々と削られているんだから、これは相当タチが悪い。

 運動すれば脳にも良い影響(思考力UP・記憶力UP)があるし、ココロとカラダも元気になる。多少のメンタル面の不調だったら運動で治ることも多い。仕事・プライベートを充実させるためには、運動は必要不可欠な要素なんだ。

 取り返しのつかなくなる前に、最低でも週に1回は運動しよう。キッカケがないなら、スポーツクラブに通おう。入会するだけでも大きな前進だよ。

 まずは金銭を切って痛い思いをして強制力を働かせ、自分をやらざるを得ない場に身をおくのが一番ラクだと思う。スポーツクラブに行けばみんなが運動してるから、やる気がなくても「その場に」行けさえすればいい。行けさえすれば、後は脳が勝手にヤル気になってくれるから。

 詳細は次項で述べるけど、運動は、睡眠・食事と同程度かそれ以上に「習慣」に依存しているということを覚えておいて欲しい。元々スポーツマンだった君も、定期的に運動していないとカラダを動かすのが「おっくう」に感じてしまうんだ。

 

「日々の習慣」が人生を作ってるという、当たり前の事実

 やり始めると違和感を感じて、なかなか馴染めない。でも逆に何度か繰り返しているうちに、自然とやるのが当たり前になり、やらないと気持ち悪くなる…歯を磨く感覚と同じだね。

 やれないことをいきなりやろうとするから挫折するんだ。どんなにくだらなくてもイイ。やれる範囲で、少しずつ進めよう。運動がダメなら、散歩をするだけでも全然違うから。大きな前進だよ。

 一日一日の積み重ねが今の自分をつくってる。今日やったことが明日を形づくる。明日やったことが明後日の土台になる。

 そう、人生はいつだって変えられるんだ。

 

あなたは半年前に食べたものでできている

あなたは半年前に食べたものでできている

 
休む技術

休む技術

 
脳を休める

脳を休める

 

*1:横になりリラックスしながら行う瞑想のようなもの。ストレス解消法・心身のコントロール法として実績をあげている。「訓練」とあるが、誰にでも簡単に安全に行えるので、詳細についてはググってみよう。


photo by Philip Chapman-Bell

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